青に橙

妊娠、出産、育児など。日常のあれこれ。

妊娠にむけて③

薬での排卵にトライして3ヶ月目。排卵していなかった。

多嚢胞性卵巣症候群かもしれないとの診断だった。

生活習慣や、そういったものではなく元々の体質だろうと言われた。

 

体が冷えやすいので

お風呂に使ったり、腹巻きを使ったり気をつけてはいたが

そういったことでは改善されなかった。

(かといって体を温めたほうが良いことには変わりないので、継続してる)

 

次のステップ、注射での排卵促進の治療に変わった。

筋肉注射で、最初は2ml打った。インフルの予防注射よりも全然痛い!

その時は1回3300円くらいしたかな。

3日後にまた卵胞のサイズ確認して、必要だったらまた注射・・・という流れ。

注入量を変えたりして、一つの卵胞を大きく育てることが狙い。

毎回毎回お金もかかるし、通院が必要だし、痛いし。

もっと治療で大変な人もいるだろうけれども、これだって大変だった。

自然妊娠している人が羨ましかった。

この周期では、3回ほど注射打って、無事に一つだけ卵胞大きくなってくれた。

注射痛かったけど、ちゃんと卵胞大きくなってよかった。安心。

これで大きくならなかったら妊娠できないのかっていう不安もあったので、ひとまず注射治療は効果があることが分かってよかった。

 

排卵が起こると予想されたので、

夫婦生活しておいてと言われる(言われると少し恥ずかしいよな)。

 

さらに3日後(この治療中、3日おきくらいに病院行ってた。一回の費用は高くないけど

回数が増えると割と負担になる。)

内膜が厚くなっているうえ、卵胞がなくなっているのが観察されたので

排卵したことが分かった。

うん!うまく行ったら着床しているかも!という期待感が高まる。

 

その後、高温期が続いていたので、さらに期待大。

妊娠しているかどうかわからなかったけど、この間にホルモン値確認するために採血も1回してもらった。

生理予定日が来ても、生理きてない!

下腹部の鈍痛が続いたり、胸が張っている感じがあったのでさらに期待感が高まる。

生理前の腹痛とか胸の張りとか、生理痛もならないタイプだったから余計に。

 

そして、生理予定日より1週間過ぎた所で妊娠検査薬を使用してみたら陽性反応あり!

会社から帰ってきた旦那に話して、嬉しくて抱き合った。

病院でも再度妊娠検査薬で確認したところ陽性だったので、正式に妊娠したことがわかった。

先生も、助産師さんも一緒に喜んでくれた。

2020年、最高のクリスマスになった。

 

その後1週間の間に少し出血あったけど、3、4日間で止まったので

これがよく言う着床出血か?と思い、特に気にせず過ごした。

来年の今頃はもう生まれてるのかー、赤ちゃんとの生活ってどんななんだろ?

期待は膨らむ。

早いんだけど、母子手帳ももらっておいでということで市役所で初めて母子手帳をもらった。

マタニティマークももらって、なんだか妊婦生活始まる感も高まる。

 

年末年始を挟んで旦那の実家に行っていたため、

お酒をお断りする時にカミングアウト。

お義父さんも義母さんも喜んでいたなぁ。

 

陽性反応あってから2週間後、また採血されて(採血量多くて痛かった)

6mmくらいのちっちゃい丸が見えた。

ほんとに、みえるだ、いるんだーと感動!

心音は聞こえなったけど2週間後には聞こえるでしょうと言われた。

こんなに病院行くの楽しみなことってないよね。

 

さらに2週間後。大体妊娠2ヶ月くらいかな。

つわりはまだないし、そういうのって個人差あるっているから

私は軽いタイプなのかな?なかったらラッキーだなー♪くらいに思っていた。

しかし、直近3日間、茶色混じりのオリモノがまた出はじめて心配もしていた。

心音聞こえるといいな、と期待を胸に検診に行った。

 

内部エコーで確認すると

赤ちゃんの心音は聞こえず、卵も大きくなっていなかった。

絨毛幕下血腫と言われ、稽留流産と言われた。

残念だけど今回はうまく行かなかったみたいだねぇ、、、

と言われ、

数週間前からあった不安が現実のものとなって

かといって涙が出るわけでもなく

淡々と手術のための話を聞いて、

ありがとうございましたと診察室をいつも通りに出て行くことしかできなかった。

2021年1月19日、冬の冷たい風にうたれながら産婦人科を後にした。